システム運用の運用設計書の構成例と検討すべき10項目

システム運用の効率化と品質管理がますます重要となっている昨今、システムの企画や開発段階から将来の運用を考慮した設計をすることが必要となっています。運用設計が不十分なシステムを稼働させるとトラブルや混乱を招くだけでなく、結果として運用現場の負荷が増大し、コスト増や品質の低下をひきおこします。

運用設計で考慮する項目

では、システム運用設計とは、具体的にどのような項目を検討すべきなのでしょうか。

ここでは運用設計工程の成果物である運用設計書の目次をベースに、どのような項目を検討していけば良いのか、サンプルとしてご紹介します。システムが提供するサービスは千差万別ですが、ひとつのひな形(テンプレート)の例として記載します。

運用設計の目次(例)

  1. 基本方針
  2. 業務内容
    • 基本方針
    • システム利用者
  3. システムの管理項目
    • システム運用の中で管理する項目
  4. システム運用体制
    • 運用者及び管理者
  5. 運用スケジュール
    • 日次・月次等の作業スケジュール
    • 定期作業項目/不定期作業項目
  6. 監視設計
    • 監視方式/監視項目
    • ログ設計/取得するログ一覧
  7. バックアップ設計
    • 方式/対象データ/容量見積/世代管理
    • バックアップスケジュール
  8. 障害対応
  9. 災害対応
  10. JOB管理設計
    • JOB一覧
    • 異常時の対応

運用設計は開発フェイズからの参画が重要

上記の運用設計書を作成するためには、要件定義書や構成設計書、性能設計書等、様々な設計書がインプットとして必要となります。
これらとの整合性をとりつつ、運用の品質維持と効率化を実現するためにも、システム開発の初期段階より運用担当者のプロジェクト参画が重要となります。

止めないシステム運用のはずが、現場は疲弊していませんか?

システムを安定稼働させるには、24時間365日の監視体制が必要。それは分かっていても、実際に回し続けるのは簡単ではありません。

夜間や休日に障害が起きたとき、誰が対応するのか曖昧なまま。アラート対応も日々のルーチンもすべて人に依存し、疲弊だけが蓄積していく。

しかも、改善しようと思っても、手が空かない。目の前の対応に追われて、運用ルールの見直しや仕組み化が後回しになる。結果として、「この体制で本当に守り切れるのか?」という不安だけが残るのです。

24時間365日の運用監視サービス「ReSM リズム」

ReSMでは、常駐型、リモートセンター、常駐とリモートのハイブリッドなど、お客さまの課題と予算に応じて柔軟な運用体制を構築します。専任の常駐担当者による高度運用からコストを最適化した支援まで、高い品質と納得の価格を両立。障害対応からベンダーのコントロールまで、ITシステム運用に必要なサポートをまとめて提供します。

数ある運用監視サービスの中でも、ReSMが選ばれる理由は大きく分けて以下の3つです

  1. 大企業採用のシステム運用を最適なコストで提供
  2. 安心・セキュアなリモートセンター
  3. システム設計構築から運用保守までワンストップ支援

大企業採用のシステム運用を最適なコストで提供

総合SIerとして50年以上の歴史をもつ株式会社DTSが運営しています。金融や通信をはじめとしたエンタープライズ運用のノウハウを結集し、品質と信頼性をそのままに、より多くの企業にご利用いただけるサービスを目指しています。

安心・セキュアなリモートセンター

震度6以上の地震や長時間停電に耐えうる設計のデータセンター建物で運営しています。センター建物入り口に24時間常駐の警備員を配置し、非接触型ICカード式セキュリティ管理システムによるエリア(部屋)単位での多段認証を採用。監視カメラによる不正侵入監視、ログ蓄積も実施し、安心の体制でサービスを提供します。

システム設計構築から運用保守までワンストップ支援

エンタープライズシステムの設計構築に携わるPMクラスの技術者が多数在籍し、業務システムからウェブシステムまで、さまざまなシステムの設計構築と運用保守が可能です。また、大手SIerやAP開発ベンダーとのパートナーシップで、より付加価値と費用対効果の高いITサービスを提供しています。

ReSMのシステム監視・運用を導入し、システムを止めない仕組みを外部化し、本来取り組むべき企画・改善業務へリソースを再配分しませんか。

この記事の著者

アバター画像
ReSM(リズム)サービス担当者
ReSMサービスはシステム運用の「 {re} design 」をコンセプトに、 「最適な運用」を「最適な価格」でご提供するマネージド・サービス・プロバイダーです。 クラウドの導入支援から安心の運用監視・保守までをトータルでご提案できます。

お問い合わせ

依頼内容に迷っているときは、課題の整理からお手伝いします。
まずはお悩みをご相談ください。

  • システム運用監視・保守サービスReSM(リズム)ご紹介資料

    クラウドの導入から24時間365日のシステム運用監視まで、ITシステムのインフラをトータルでサポートするReSM(リズム)サービスについて詳しく説明します。

  • 4つのポイントで学ぶ「失敗しないベンダー選び」

    運用アウトソーシングを成功させる第一歩は、サービスベンダーの選択です。この資料ではサービスベンダーを選択するポイントを4つ紹介します。

お電話でのお問い合わせも
受け付けています。

03-6914-5215 平日 9:00 - 17:00
03-6914-5215 平日 9:00 - 17:00