オンプレミス環境からAWSへ「全面移行」 インフラコストをオンプレミス想定の50%まで削減

株式会社DTS 統合型グループウェア 「Bizca」

“水と共に生きる” 人を幸せにするためのSaaSグループウェアBizca(ビズカ)で次世代ワークスタイルを創る!Bizcaは、社内での情報共有やコミュニケションの活性化を強力にサポートします
株式会社DTSが提供するBizca(ビズカ)は、SaaSの純国産サービスとして2007年からサービス開始した統合型グループウェアです。スケジューラ・掲示板などの基本グループウェア機能に加え、ワークフローやWebメール等必要に応じて追加できます。モバイル機能も充実。Ajax技術を取り入れた「直感的な操作性」、カスタマイズが可能な「パーソナライズ機能」、他のWebサービスとの連携が可能な「マッシュアップ機能」などの特長を備えます。

導入の背景
オンプレミス環境からクラウドへの移行を検討
選定理由
クラウド移行から運用管理までをワンストップで任せたい
導入サービス
クラウド移行支援と、クラウドを活かした運用設計
導入効果
インフラコストをオンプレ想定の50%に削減 導入の背景

導入の背景

新しいインフラに、AWS(Amazon Web Services)を選定

2015年の6月にスタートしたBizcaインフラの刷新プロジェクトは、拡張性や柔軟性の確保とさらなる運営コストの最適化、そして何よりサービスの安定性を重視して様々なクラウドを比較検討。結果として選ばれたのがAWS(Amazon Web Services)です。またAWSの選定にあたってはReSMサービスとの関係性も大きな要因となりました。Bizca開発チームが別のプロジェクトでAWSを利用した際、基盤を設計・構築したの がReSMサービスのインフラ担当です。さらにReSMサービスにはすでに豊富なAWSの実績があったため、共同でのプロジェクト運営がスムーズであるとの判断でした。

Bizcaは多くのお客様の業務を支えるグループウェアという特性上、サービスの安定性はもちろん、移行にともなうサービス停止時間を最低限とする必要がありました。サービスの安定性の面では、AWSのメンテナンス対応としてAZを分離するのはもちろん、S3を利用したバックアップの設計などに非常に神経を尖らせました。またDB設計ではVIPをELBで代替したり、MySQLのレプリケーション機能を導入するなど、従来のオンプレミス環境とAWS環境とのアジャストに多くの時間を割きました。

移行作業におけるサービス停止対策については、膨大なデータの移行が大きな課題となりました。稼働しているDBを停止することは出来ないので、個社別にスケジュールして1社ずつ移していくことで、各社から見えるサービスの停止時間を最小限とすることができました。

AWS移行プロジェクトとしては、全体で3ヶ月、移行の実作業としては夜中の6時間での実施となり、特にお客様にご迷惑をかけることなくスムーズなインフラリニューアルとなりました。

導入サービスの概要

インフラ構築と運用設計

システムの全面刷新という大規模かつタスクが多重しているプロジェクトにあって、BIシステムのインフラ設計・構築、さらにはその運用の設計までを実施する期間としてReSMが与えられたのは約2ヶ月。同社がReSMを採用したポイントのひとつが総合SIerをバックボーンに持つインテグレーション能力であり、納期を守って確かなものが納品されるという信頼感でした。

システム運用を主体としながらも内部にインフラ構築チームを抱えるReSMは、運用を見据えたシステム構築を得意としています。このプロジェクトにおいても、クラウドAPIを活用したバックアップの自動化やシステム監視の自動化を組み込み、クラウド導入に期待されるコストの最適化を運用効率のアップで実現しています。

また、監視サーバにOSS(オープンソースソフトウェア)であるZABBIXを導入したことも、限られた予算内で効果的なサービス体制を実現するという経営層からの要望に応えるものとなりました。

導入の効果

インフラ費用はオンプレミス想定の50%にまで削減

一番大きな効果となったのは、やはりコスト面での削減。当初のリニューアル検討時に試算したオンプレミス環境と比べて50%ものインフラ費用と削減となったのです。またユーザーの増減に対応するインフラの柔軟性も大幅に向上し、必要な時に必要なマシンリソースを得られるのは、SaaSの運営にあたって非常に大きなメリットとなっています。またReSMサービスとの共同プロジェクトにより運用監視の体制も安定し、これまでインフラにかけていた工数が大きく削減されました。AWSの導入によりインフラの柔軟性と拡張性を獲得し、ReSMの運用サービスと合わせることで、ほぼインフラの運用保守を気にする必要がなくなりました。Bizca開発チームは、より開発に注力できる体制を構築することができたのです。

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