ベンダーからの運用移管を行い、業務の硬直化を改善
匿名事例プロジェクトの概要
- 既存ベンダーが常駐していたが、業務改善によるコスト削減が進んでいなかった
- 社内の業務の属人化が進み品質の低下と離職リスクの増加が問題となっていた
- 長期間同じベンダーに依頼しており、新たな移管先を見つけられなかった
- 社内の責任者よりベンダーの方が経験が長く、改善要望を出しにくかった
- 同じ作業を繰り返すだけになっており、コストの正当性を説明できなくなっていた
- ExcelやWordで業務管理を行っていたため共有が難しく、手順書がない非効率な作業も多かった
- ナレッジの共有やスキルの平準化がなく、特定の作業は特定の人しか出来ないなどのボトルネックが発生し遂行速度が落ちていた
- 自主的な改善提案やトレンドを踏まえた新規提案などがなく、業務改善が頭打ちになっていた
- 電子化されたワークフローやチケット管理を軸としたサービスをReSMが展開しており、同様の仕組みやノウハウを適用できる
- 現在の作業の洗い出しや手順書化、それらの再整理と標準化から対応してもらえる
- 運用開始後の改善ロードマップによって、効率化だけでなく適用範囲の拡大もイメージできた
- リモートセンターでの作業を併用することでコスト削減と効率化を期待できた
- 長期間固定していた現行ベンダーからスムーズに移管でき、スイッチによる品質低下も防止できた
- 業務の属人化の解消とスキルの平準化が進み、ボトルネックの発生を抑止できるようになった
- 月次の詳細な作業レポートによって、コストの正当性が明確となった (コスト自体も低下)
- チケット管理ツールを導入し、タスクのヌケモレ防止や対応スピードの向上に貢献できた
実施内容
既存ベンダーからの作業を引き継ぐため、現行の運用業務の把握から始めました。全ドキュメントから作業を洗い出し、仕様書、設計書、手順書、月次報告書を新規に作成。実機でのサーバー設定確認とドキュメントもアップデートしました。
運用開始後は成果目標に対する定量的な効果測定を行い定例会議で報告。他にも監査指摘事項に対応した改善や標準ルール・プロセスの整備、測定項目の見直しなど自主的な運用改善を実施しました。これが高く評価され、ネットワーク更改、新規システム構築、監視システム更改など、機器調達や設計構築など新たな案件もご依頼いただきました。それらも問題無く完了し運用にのせています。
取り組みのポイント
それまで10年以上同じベンダーに運用を依頼していたため、切り替え時の品質低下への不安がありました。このため定常タスクに加えイベント計画などの年間スケジュールを把握し、すべての作業をヌケモレなく引き継ぐように対策を立てました。また過去のトラブルや障害事例を洗い出し、原因の特定やミスの発生ポイントを明確化し、業務が硬直化せずに改善を継続的に行える体制を構築しました。
現行ベンダーの協力的でなかったこともあり、情報提供が進まないなどの問題や、ドキュメント不足による新規調査が発生するなどの問題がありました。お客さまの責任者と都度確認を行い、目線を合わせながら根気強く取り組みを進めました。
ReSMへの評価
商談で提案をした担当者がそのままリーダーとなってプロジェクトを進めたため、提案時のヒアリングやディスカッションをベースにスムーズにプロジェクトを進められました。DTSの既存サービスや他の現場でのノウハウを活用し、スケジュール通りに移管を完了。業者交代による社内からのクレームもなく、安定運用にスムーズに移行できました。
お客さまの声
「外部の状況が変わっても、それに合わせた運用改善が進まないという長年の悩みを解消できました。先進的なソリューションの提案も継続的にもらえており、良いサイクルが回り始めた実感があります」

お問い合わせ
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