セキュリティ用語:インターネットブレイクアウト
インターネットブレイクアウト
特定のクラウドサービスのみ各拠点から直接アクセスを許可する仕組みで、「ローカルブレイクアウト」と呼ばれることもあります。従来の企業・組織は各拠点からインターネットにアクセスする場合、セキュリティ対策として本社やデータセンターに設置されたFW(ファイアウォール)等のゲートウェイを経由しています。クラウドサービスの普及によって各拠点にある多数の端末がゲートウェイにアクセスするようになりました。そのため通信量が膨大になり、ゲートウェイに負荷がかかるだけでなく、帯域を逼迫させて通信が遅延する事態になっています。この問題を解消するために、各拠点から直接インターネットやクラウドサービスへアクセスできる仕組みであるインターネットブレイクアウトが注目されています。
インターネットブレイクアウトを実現するにはSD-WANという新たなタイプのWANを構築する必要があります。SD-WANとは、物理的なWANをソフトウェアで制御します。この仕組みにより、通常のインターネット接続はゲートウェイ経由で、信頼できるクラウドサービスは各拠点に接続されたインターネット回線で直接アクセスする、といった複雑な制御が可能になります。
セキュリティ用語一覧
- ゼロトラスト
- SOC
- CSIRT(Computer Security Incident Response Team)
- SIEM(Security Information and Event Management)
- CASB(Cloud Access Security Broker)
- インターネットブレイクアウト
- EDR(Endpoint Detection and Response)
- SOAR(Security Orchestration, Automation, and Response)
- SASE(Secure Access Service Edge)
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