運用要件とは?正しく設計してトラブルの無いシステム運用を実現 |ReSM

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システム運用設計

システム運用要件はどのように設計すればよいですか?
主な項目にはどのようなものがありますか?

システムを安定稼働させるためには、ユーザー・ベンダー間で要件を定義しておくことが大切です。単に「使える」だけではなく、「トラブルに強いシステム」を実現するためには、「運用要件」について明確に設定しておく必要があります。こちらでは、「運用要件」の概要や、ユーザーから提供される「運用要求」との関係、実際の決め方や、設定が難しい場合の解決策についてお話します。企業のシステム運用を担当している方は、参考資料としてお役立てください。

運用要件の定義

「運用要件」は、一般的に「要件定義書」と呼称されるドキュメントに項目のひとつとして組み込まれています。「要件定義書」は、ユーザーがシステムに求めている要件をベンダー側でまとめ、定義した内容をテキスト化したものです。運用要件は、その名のとおり、運用に関する要件がテキスト化されています。

通常、ユーザーからの要求はシステムの機能面に関する「機能要求」に集中しています。ユーザーにとって重要なのは、システムは「実現したいことを実現するためのツール」です。そのため、要件定義書の中には、必ず運用要件が含まれるわけではありません。

一方で、あらゆるシステムには運用業務が付随します。開発段階で、運用のことを想定していなかったために、現場の負荷やコストの増大、人的リソースのショートが起きることは少なくありません。システムを実際に業務で使用することを想定し、運用要件を定義しておくことは重要です。

運用要件は、「運用要求」があったうえで定義される

要件定義書は、「要求仕様書」をもとにまとめられます。要求仕様書は、ユーザーがシステムに求める要件をテキスト化した文書です。機能をはじめ、導入時期、予算などが、一般的に記載されます。「運用要求」はユーザーが求める運用に関してまとめられている項目です。

要求仕様書には特に決まったフォーマットは存在しません。ユーザーは、システムに求める要件を自由に記載できます。一方で、要求仕様書の内容はエンジニアなど専門家が吟味したのちに要件定義書へと落とし込みが行われるため、内容のすべてが実現できるわけではありません。できあがった要件定義書は、システム設計のベースとなります。

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運用要件の項目の決め方

運用要件としてまとめられる内容には、決まりはありません。以下では、運用要件の代表的な項目と、書き方についてご紹介します。

・運用スケジュール

ユーザーからの運用要求には通常、システムの使用時間が示されています。また、利用のピーク時間についても明記されていることが一般的です。こうした使用状況はシステムの負荷を増減させるため、パフォーマンスへと顕著に影響します。定型的に行う作業のタイムテーブルや、障害発生時の運用、計画的に停止を行う際に手順についいて、「運用スケジュール」としてまとめられます。

・バックアップに関する項目

システムで取り扱うデータに関しては、バックアップデータの取得が必要です。バックアップの対象範囲、取得方法については運用案件の項目としてまとめられます。リカバリの方式についても、バックアップに関連する項目としてまとめられることが多いようです。

・監視方式

システムの監視方式も、運用要件として追加される代表的な項目です。主に、障害通知の方式や方法について記載されます。タスクの管理システムについて記載されることもあるようです。

・バッチプログラム

バッチプログラムの適応はシステムが利用されているピーク時間とバッティングしないのが理想です。ユーザーの利用時間を想定し、バッチプログラムの適応時間を慎重に決める必要があります。

まとめ

運用要件の基本的な知識については身につけていだけたかと思います。明確に定められた運用要件がなければ、トラブル時に大きな損害を被ってしまいます。要件定義書では機能要件が注目されがちですが、安定したシステムの稼働を維持するためには運用要件を事前に定めておくことも非常に重要です。

今回ご紹介した内容を参考に、強固な要件を定めた上でシステムを導入してください。また、自社の運用体制に懸念点がある場合は、運用そのものを外部委託するのもおすすめです。

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