システム運用
お役立ち資料
負のスパイラルから
脱却するには?

AWSなどクラウド移行・構築・運用の失敗事例は?
失敗しないためのポイントはありますか?

「コスト削減」「システム運用負荷の軽減」「サービスレベルの向上」「経営のスピード化」など、さまざまなメリットがあると考えられているAWSなどのクラウドですが、成功事例だけではありません。中には、期待したほどの効果が得られなかったというクラウド失敗事例も多くあるようです。では、具体的にはどのような失敗事例があるのか、そうした失敗を防ぐにはどうすればよいのか。ここでは、中堅・中小企業のクラウド失敗事例をご紹介します。

事例1 AWSクラウド移行の失敗事例 PMの力量が問われる

機械製造A社の事例です。同社では、時代に取り残されないために、オンプレミスからクラウドへシフトすることになり、顧客管理システムから試験的にAWSへのクラウド化に着手しました。
クラウド移行の担当者は、オンプレ既存システムからの移行のため、期間は1カ月もかからないと想定していましたが、外注したクラウドベンダーからの反応は思わしくないものでした。
「アーキテクチャが変更になるため分析に時間がかかります」というベンダーからの返事があり、さらに、2カ月以上経ってもあまり進展していないようでした。
その後も“販売管理を構築しているTシステム様との折衝がうまくいかず、時間がかかっている”“通信部分を担当するF通信様の協力が得られない”という説明が続いたため、A社のクラウド化担当者は「PM(プロジェクトマネジメント)が機能していないのではないか?」と疑問を持ち始めました。そして、クラウド移行は、クラウドの特性を理解して、確実にプロダクトコントロールできる能力が必要だと気付いたのです。

その後、1年以上かけてようやくシステムのAWSクラウド移行が完了しました。さらに運用スタートしてしばらく経つと、今度は想定していたよりもクラウド利用料がかかっていることに気づきました。そのため、別のベンダーに相談したところ、過剰なリソースを借りていることが判明したのです。「オンプレのサーバーと同レベルのリソースになっています。右から左へと機械的にAWSクラウドへ移行したのでしょう。オンプレのサーバーは簡単に増設できないため余裕を持ったリソースになることが多いですが、AWSクラウドでは従来の半分程度のリソースで十分です」とアドバイスされました。
クラウド移行を成功させるには、クラウドベンダーの「PM能力」が重要な要素だと分かる事例です。

事例2 AWSクラウド運用の失敗事例 運用まで支援するベンダーを

国内主要都市に拠点を持つB商事。販売管理システムと営業支援システムをAWS上へクラウド化して、全国の営業活動の強化を図りました。1年かけて構築し、4月からリリース。しかし、その直後から、社内では「レスポンスが悪い」「カタログコンテンツのダウンロードに時間がかかる」という声があがるようになったのです。
構築したベンダーに問い合わせ、リソースの調整を依頼しましたが、運用まではあまり対応していないようで、外部の運用会社を紹介されました。また、クラウドのリソースだけではなく、全社ネットワークの見直しもすすめられました。
B社では、オンプレと違い「クラウドは運用負荷を軽減」できると信じていましたが、システム要員をなくすには運用もアウトソーシングが必要だったのです。それも、クラウドだけではなく連携する既存オンプレも運用できる技術力が求められます。

その後、紹介された運用会社との契約検討に時間がかかっている間に、機密データ流出の疑いが出てきました。B商事は急遽、クラウドとセキュリティに対応している運用ベンダーと契約し、セキュリティ診断を実施。システムの脆弱性を見つけ、応急処置をすることになりました。
セキュリティツールは導入したのですが、監視までは自社で行えないため、24時間365日対応のベンダーに依頼することにしたのです。

この運用ベンダーはAWSなどのクラウドやセキュリティはもちろん、オンプレの運用にも精通しています。カタログコンテンツのダウンロード時間の問題が完全に解決していないことを相談すると、ネットワーク診断を実施し、帯域制御の導入と、コンテンツデータベースの分散化を提案されました。

当初、B商事では、クラウドは運用負荷を軽減できると考えていましたが、「システムは運用が重要であり、オンプレとクラウドをトータルで運用管理できるアウトソーシング先を探す必要がある」という教訓を得た事例となりました。

まとめ 重要なのは「ワンストップ」、AWSをはじめとするクラウドへの移行・構築から運用まで対応できること

以上の事例からもわかるように、AWSをはじめとするクラウドへのシステム移行・構築を、簡単だと考えてはいけません。移行の場合は、アーキテクチャの変更による影響分析やリスク分析が必須です。構築では要件定義、基本設計、詳細設計、テストなどの一連のシステム設計が求められ、いずれもPM能力が必要とされます。
また、移行・構築で完了というわけではなく、運用まで支援できるかどうかが重要なポイントとなります。ハードウェアの運用は不要になりますが、アプリケーションの維持・メンテナンスは不可欠であり、クラウドのセキュリティ監視も欠かせません。
さらに、クラウドコストを最適化していくためには、リソースの定期的な調整も必要となります。

こうした失敗事例から分かるのは、「クラウドは移行だけではなく運用までが重要」ということ。AWSをはじめとするクラウド化をお考えなら、クラウド移行・構築から運用までカバーできるベンダーを選ぶようにしましょう。

システム運用担当者さま必見のお役立ち情報

今の運用現場には、多くの悩みを生む「負のスパイラル」があります
「システム運用、負のスパイラルから脱却するには」
システムの維持保守をするだけで手一杯なのに要求は増えるばかり。でもコスト削減で体制は増強できないから改善が進まない。そんな負のスパイラルから抜け出すヒントをまとめた資料です。

【このコラムの著者】
ReSM(リズム)サービス担当

ReSMサービスはシステム運用の「 {re} design 」をコンセプトに、 「最適な運用」を「最適な価格」でご提供するマネージド・サービス・プロバイダーです。 クラウドの導入支援から安心の運用監視・保守までをトータルでご提案できます。
>>ReSMのサービス内容はこちら

関連サービス

{Re} System Management