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AWSなどクラウドの移行・構築・運用の費用は、どれくらいかかりますか?

そろそろAWSなどのクラウドへ移行したいと考えてはいるけれど、手順もコストも分からない、という方も多いのではないでしょうか。クラウド移行を少しずつご検討されている方からいただく質問で多いのが、「どれくらいコストがかかるか?」です。
AWSをはじめとするクラウドの場合、オンプレミスに比べて、移行や構築の初期投資に関してはある程度抑えることができそうです。また、構築後の運用も軽減できるでしょう。とはいえ、「使用料は毎月かかる……。オンプレミスと比較して本当に安いのだろうか?」と、不安を感じている方も多いでしょう。そこでここでは、AWSなどクラウドへの移行・構築・運用の費用と、コスト面から見たクラウドの本質的なメリットも紹介いたします。

オンプレミスからAWSなどクラウドへの導入・移行の費用

AWSをはじめとするクラウドの移行・構築・運用にかかる費用に関しては、大きく「移行・構築時の費用」と「稼働後の運用費用」の2種類に分かれます。
まず「移行・構築時の費用」についてですが、これはいわゆる初期投資のことで、具体的には次のようなイニシャルコストとシステムインテグレーションコストがあります。

・イニシャルコスト

初期契約費用、初期設定費用などがイニシャルコストとしてかかります。これらは、移行や構築当初に必要なコストです。
オンプレミスに当てはめると、インフラの構築費用に当たるものです。オンプレミスではサーバやストレージなどを調達して、検証しながらインフラ構築を行いますが、AWSなどのクラウドではそれらが予め用意されていることが大きな魅力となっています。

・システムインテグレーションコスト

AWSなどクラウド上へのシステム移行や構築にかかる費用が、システムインテグレーションコストです。クラウドはイニシャルコストに関しては安価に抑えることができますが、システムインテグレーションコストが別途必要となります。
構築には、要件定義、基本設計、詳細設計、テストなどの一連のシステム設計が求められます。移行の場合は、アーキテクチャの変更による影響分析やリスク分析が必要です。これらについては、AWSなどクラウド構築ベンダーによってコストが異なるため、各ベンダーの力量が問われます。

AWSなどのクラウドの月々使用料と運用費用がかかる

次に必要となるのが稼働後の費用です。AWSをはじめとするクラウドは借りるものですから月々の利用料がかかることはご存知だと思います。また、サーバ等のメンテナンスがなくなることから、運用費用を抑えることができると思われる方もいるかもしれませんが、運用費用もそれなりに見込んでおく必要があります。

・月額制や従量制のランニングコスト

AWSやAzureなど、クラウドサービスによって利用料は異なります。また、月額制や従量制によっても違ってきます。月額制は月々一定の金額となりますが、従量制にすると使った分だけ支払わなければなりません。これは使用するアプリケーションによって判断する必要があります。

・クラウド運用管理の人的コスト

AWSなどのクラウドはインフラを借りていることから、サーバやストレージ、ネットワーク機器の運用を行う必要がありません。クラウドの種類によって異なりますが、定期的なメンテナンスや機器の買い替えが不要となり、この点もクラウドの魅力の1つとなっています。
しかし、運用の手間が無くなるわけではありません。アプリケーションを独自に構築している場合には、その運用が不可欠です。さらに、社内にオンプレミスがあったり、部門ごとにクラウドを借りたりしている場合には、乱立するシステムによって、運用が煩雑になるリスクもあります。運用管理の工数はしっかりと考えておく必要があります。

クラウドのコストメリットは「安い」ではなく「最適化」できること

AWSをはじめとするクラウドは、「移行・構築時の費用」に関して安く抑えることができますが、「稼働後の運用費用」が必要となります。反対に、オンプレミスは「移行・構築時の費用」はかかりますが、「稼働後の運用費用」を抑えることができます。
どちらの方がコストメリットが高いのでしょうか?それは、AWS、Azureなど利用するクラウドサービスやシステムによって異なってきますが、クラウドのコストメリットについて次の2点があります。

・クラウドはコストを最適化できる

システムの最適なリソースを企画段階で予想することは困難です。また、アプリケーションによって季節変動もありますし、オンプレミスではリソースを最大値に合わせなければなりません。
しかし、AWSなどのクラウドではリソースを借りていることから、その増減が容易になります。利用する新規事業が活性化したらリソースを手軽に増やすことができ、またその逆も可能です。さらには、撤退することも難しくありません。
このように、必要に応じてリソースを最適に維持できるのがクラウドの特長だといえます。

・クラウドはコストが見える化ができる

オンプレミスの場合はシステムに利用しているリソースを社内共有していることが多く、原価を正確に割り出すのが難しいのが実情です。さらに、故障などの障害を避けることができないため、ある程度コストのバッファが必要になります。
それに対して、AWSなどのクラウドはシステムに必要なコストを容易に把握できますし、月額の場合は予算計画が立てやすくなるというメリットがあります。

まとめ 費用や支払方法を相談できるクラウド構築・運用ベンダーを探そう

AWSなどクラウドサービスによっては、料金を抑えるディスカウントサービスが用意されています。また、工夫によって日中と夜間の利用料を別にする、土日はサーバ数を減らす、従量制の上限値を上手に使う……などのケースもあります。クラウドのコスト最適化のためには、これらを熟知しているクラウド構築・運用ベンダーを見つけるのも有効な手段だといえるでしょう。
AWSをはじめとするクラウドの利用料に限らず、企画段階から相談相手となるベンダーをパートナーとすることで、さまざまなアドバイスを得ることができます。クラウド移行するなら、信頼できるパートナー探しから始めてはいかがでしょうか。

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【このコラムの著者】
ReSM(リズム)サービス担当

ReSMサービスはシステム運用の「 {re} design 」をコンセプトに、 「最適な運用」を「最適な価格」でご提供するマネージド・サービス・プロバイダーです。 クラウドの導入支援から安心の運用監視・保守までをトータルでご提案できます。
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