本格的にテレワーク環境の構築を行うなら仮想デスクトップ(DaaS)のAmazon WorkSpacesがオススメな理由

withコロナの時代を迎え、将来を見据えた本格的なテレワーク環境が求められています。しかしコストや導入作業の手間がネックとなり、導入を断念しているケースも多いのではないでしょうか。そこで本格的なテレワーク環境を手軽に導入するのにおすすめなのが、クラウド型の仮想デスクトップ(DaaS)である「Amazon WorkSpaces」です。

コロナ禍で大きく注目された仮想デスクトップ(VDI/DaaS)

withコロナの働き方を支えるインフラとして、VDI(Virtual Desktop Infrastructure)やDaaS(Device as a Service)のような仮想デスクトップ環境が注目を集めるようになりました。今までも働き方改革やBCP(事業継続計画)の一環として、リモートワークが導入されてきましたが、導入する対象は限定されていました。しかしコロナ禍が発生したことによって突如通勤が制限され、全社的にテレワークを導入せざるを得ない状況になったのです。
そこでとりあえず社外でも仕事ができるように、VPN接続で社内のネットワークに入れるようにした企業も少なくありません。しかし国内でも複数の大手企業において、VPN接続の暗証番号が流出した恐れがあることがわかり、セキュリティのリスクが高まることが懸念されています。そのためリモートワークとの親和性が高く、かつセキュリティのリスクを抑えた仮想デスクトップ環境を導入する企業も増えてきました。
仮想デスクトップは、利用者がそれぞれ持っている端末環境をサーバー側に持ち、利用者の端末は画面情報と入力情報のみやり取りするという仕組みです。仮想デスクトップ環境のサーバーから社内ネットワークに接続するため、セキュリティのリスクが抑えられます。また万一端末を紛失しても、データがサーバー側にあるため情報漏えいの事故につながりにくいというメリットがあります。

現在の仮想デスクトップのトレンドは、オンプレ型よりもクラウド型

仮想デスクトップ環境は、オンプレ型(VDI)とクラウド型(DaaS)があります。オンプレミス型の場合は、初期費用が高額になること、利用者が急激に増えた際にサーバーリソースを拡張するのに手間やコストがかかるという問題がありました。クラウド型であればこのような問題を解消できるため、オンプレ型のVDIを利用する企業もクラウド型に移行しつつあります。クラウド型には次のような特徴があります。
●導入コストを削減できる
システムを構築する必要がないため、導入コストを削減できます。
●運用の一部をアウトソースできる
セキュリティ対策やサーバーメンテナンスといった運用の一部をアウトソースできます。
●柔軟な拡張・縮小が可能
一般的にユーザー数によって月額課金されるため、人数の増減に合わせて柔軟に拡張・縮小が可能です。
ITRの調査によると、2022年のDaaS市場は2018年の2倍になると予想されています。今後長期的な視点からDaaSを検討する企業が増えるとみられています。

クラウド型(DaaS)の中でも、特にすぐに導入できるAmazon WorkSpaces

クラウド型仮想デスクトップ(DaaS)の中でも手軽に導入できるのが「Amazon WorkSpaces」です。Amazon WorkSpacesは次のような特徴があります。
●すぐに使える
追加料金がかからないアプリケーションセットが用意されているため、すぐに使うことができます。追加料金で必要なアプリケーションを購入することもできます。
●従量課金が選べる
月額課金の他に使用した時間だけ課金される従量課金が選べます。従量課金の場合は最低台数が設定されていないため、1台から導入することができます。月に数回しか使わない場合や期間限定で使う場合にコストを最適化できます。
●オンプレミスの認証情報と連携できる
社内で使用している Microsoft Active Directoryと連携しで、利用者の認証情報を管理できます。
●マルチデバイスに対応
PC端末だけではなく、タブレットやスマートフォンにも対応しています。
●セキュアな環境が使える
ID・パスワードの他にIP アドレス、使用するデバイスタイプ、デジタル証明書によってアクセスを制限することができます。またストレージドライブを暗号化するオプションが選べます。
Amazon WorkSpacesはセキュアな環境を簡単に導入できるため、企業の規模を問わず利用が進んでいます。

Amazon WorkSpacesならコストを抑えてスモールスタート、拡大運用もしやすい

前章でご紹介した通り、Amazon WorkSpacesは最低台数が設定されていない従量課金が選択できるため、最初は少人数で導入し、徐々に対象人数を増やしていくことができます。端末は部署によって環境が違う場合も多く、導入準備の段階でさまざまな問題が発生します。こうした問題を段階的に解決することでスムーズに導入することができます。課金期間内で月額課金と従量課金を切り替えることができるため、導入を拡大しやすいというメリットもあります。
なお、Amazon WorkSpaces コストオプティマイザーを利用すると、使用状況を分析してよりコスト効率のよい課金オプションに自動で切り替えることができます。

Amazon WorkSpacesを導入するならノウハウを蓄積する専門ベンダーへ

Amazon WorkSpacesは手軽に導入できるものの、各業務に合わせたデスクトップ環境を用意し、社内の関連システムと連携するにはノウハウも必要です。またオンプレ型よりも運用負荷を軽減できますが、端末の増減やリソースの定期的な見直しは必要です。
スムーズな導入と運用開始後の作業を効率化するなら、専門ベンダーへ依頼するという方法もあります。導入支援はもちろん、セキュリティ監視やヘルプデスクを含めた運用支援を利用することも可能です。
現在の環境をもとにAmazon WorkSpacesでの環境を提案する無料アセスメントを提供している専門ベンダーもあるため、お気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

この記事の著者

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ReSM(リズム)サービス担当者
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